老年内科 | ののいちメディカルクリニック

科の紹介

老年内科では、高齢者の総合的な健康管理を行っています。骨粗鬆症やフレイル、サルコペニアの評価・予防・治療を通じて、健康で長生きするためのサポートを提供しています。高齢者の生活習慣病や心臓病、脳血管障害の管理も行い、生活の質を向上させるためのアプローチを大切にしています。
また、認知症の専門外来も設け、早期診断や進行予防に力を入れています。健康診断や生活習慣病の管理に関するご相談もお受けします。皆様の健康と生活の質を守るため、当科のチームが全力でサポートいたします。何かお困りのことがございましたら、ぜひご相談ください。

老年内科の3つの強み

point1 高齢者の健康長寿を
目指す総合診療内科
point2 老年期疾患の
評価と管理・予防・治療
point3 生活機能低下の予防

こんな症状はありませんか？

年齢とともに体力が減少した
さまざまな病気を抱えている
物忘れが多くなった

骨粗しょう症や骨折のことが心配
薬の量が多い

専門疾患

認知症: 認知症とは、様々な原因により脳に変化が起こり、生活に支障をきたした状態を指します。神経細胞への影響が原因となる「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」、脳の血管の損傷が原因となる「血管性認知症」など、さまざまな種類の認知症があります。当院では心理検査やMRIで的確に診断し、予防、治療致します。

高血圧: 年齢と同じ％ほどの人が高血圧に罹患しており、高齢期には動脈硬化の影響もあり最も多い疾患となります。自覚症状がほとんどないまま進行し、心臓や脳の血管疾患として突如猛威を振るいます。日々減塩に努め予防するとともに、降圧薬で的確に治療することが肝要です。

糖尿病: 年齢の３分の１くらいの人が糖尿病に罹患しており、糖尿病もまた高齢期に多い疾患です。全粒穀物や野菜など食物繊維の多い食習慣で予防するとともに、進行しないよう薬物て的確に治療してゆくことが肝要です。

骨粗しょう症: 骨の量（骨量）が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。骨形成と骨吸収のバランスが崩れることで発症します。閉経後の女性に多くみられ、男性でも75歳以上で増加してきます。大腿骨頸部骨折や胸腰椎椎体骨折などで寝たきりにつながる方も多く、普段から骨量測定などご自分の骨の状態をよく知って予防、治療しておくことが寝たきり予防につながります。また骨折の急性期には整形外科的な治療が必要となります。

不眠症: 加齢に伴って睡眠時間が短くなり、起床時間が早くなる傾向になります。体内時計の変化が関係しています。そして、眠りの質については、浅い眠りが増加します。そのため、途中で目が覚めやすい問題が起きやすくなります。入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒などに加えて、昼間の眠気、抑うつ症状が出現する。慢性の不眠があることで、認知機能が低下する可能性があります。

サルコペニア、フレイル: 加齢に伴う急速な筋肉量の低下をサルコペニアと呼び、運動機能や歩行速度の低下、転倒の原因となります。またサルコペニアなどが原因となり、生活機能が低下した状態をフレイルと呼んでいます。当院ではInBodyによる四肢筋肉量測定や、生活機能評価によるサルコペニア、フレイルの診断が可能で、栄養や運動、社会参加などによるこれらの予防に努めています。